2001年ティーンエイジャーの携帯電話事情/プチセブン別冊付録より

これもず~っと紹介したいなぁと思ってなかなか記事にできなかった話題なのですが、過去に上げたポケベル・初期iモード携帯をご紹介した記事を手直ししたのを機に取り上げることにいたしました。

2001年のプチセブン別冊付録「携帯ドットコム通信」より、今回は5月1日号と6月15日号の付録から抜粋しています。普段のプチセブンの別冊付録は毎号テーマが異なるのですが、このテーマに関しては新聞形式で何号か連続で発行されたため例外的に複数冊あるのです。ちなみにうちには当時ものが4冊あります。

2001年プチセブン別冊付録携帯ドットコム通信

こちらは2001年5月1日号の付録です。当時の各社の最新&人気機種がずらりと掲載されていて当時のトレンドがわかりやすいので、こちらを抜かせていただきました。ページの下部に各社の機種がエントリーされている中で、特に人気があったドコモのN503iとTu-Ka(ツーカー)のTP11が大きい画像で紹介されています。

当時はドコモ、J-PHONE、au、Tu-Kaの4社がキャリアとして携帯電話を販売していました。このうちJ-PHONEは現在のソフトバンクモバイルで、Tu-Kaに関してはサービスごとに細分化されていろいろな会社に吸収されているのでわかりにくいですが、大半はauが継承した、ということになるかと。

Nシリーズはドコモのiモード携帯の中では唯一最初の機種であるN501iから二つ折りタイプだったので、その点が人気の理由だったんですかね?確かに持っている人が多かった記憶があります。このころはまだ田舎はドコモじゃないと電波が届かない(と言われていた)時代だったので、私も含め周りはドコモユーザーが多かったなぁ。

ツーカーは利用者数は少ないですが、若年層向けにデザインが個性的な機種や独自の料金形態で存在感を誇っていました。ただ当時はキャリアが変わると電話番号も変更になるし、メール(ショートメール以外)も同じ携帯会社同士じゃないと送れない時代だったので、惹かれるものはあってもわざわざ乗り換える気にはなれませんでしたね…

でもこのTP11は確かにかわいい。ドコモのP端末で2000年6月に発売されたP209isと形状はほぼ同じだと思いますが、こちらの方が2001年2月発売と新しいですし、本体カラーや機能面でこの機種が人気を集めていたんでしょうか?デフォルトで入っている着信メロディがきれいで、なかでもキューティハニーが特にいい。というユーザーの意見が掲載されていました。

2001年プチセブン別冊付録携帯ドットコム通信

こちらは前の画像に入りきれなかったほかのエントリー機種です。今ではほぼ見かけないストレートタイプの端末と二つ折りタイプがこのころはほぼ半々ですね。特徴あるものとして、auのC409CAという機種はカシオの端末なので、液晶の部分がGショックっぽいデザインなんです。かっこいいですね。

2000年12月発売のTT03「Ayuモデル」/2001年プチセブン別冊付録携帯ドットコム通信

こちらは2001年6月15日号の記事から抜粋。ツーカーのAyuモデル。インパクト大のヒョウ柄デザインが目を引きます。

この記事を読んでいる方が私と同世代なら説明の必要もないとは思いますが、お若い方はあまりピンとこないかもしれないので…Ayuとは浜崎あゆみさんのことです。もちろん今もご活躍されていますが、当時は彼女の全盛期で、現アラフォー世代=当時の10代~20代前半の女子に絶大な人気を誇っていました。

このモデルのベースになっているのはTT03という東芝製の端末です。Ayuモデルにはオリジナルストラップが付属し、もともと入っている着メロにも浜崎あゆみさんの曲が多数ラインナップされるなどオリジナル仕様が追加されています。端末価格は12000円だったそうですが、入手困難のため一時はネットで10万の値段がついたこともあるとか。

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