わたしのきゅうきゅうバッグ*昭和のチープトイ

(旧本館サイトからのリサイクル記事です)

チープトイというのは、その名前の通り”安価な玩具”という意味です。
具体的にはスーパーやドラッグストア、(おもちゃメインではない)子供用品店、ファミレスのレジ横、お祭りの屋台や駄菓子屋さんなどで販売されているような価格帯の安いおもちゃのことを指します。

ブリスター(前面が透明プラスチックで、台紙で封をしてある包装)パックでフックに掛けられた状態で展示されることが多いのでフックトイと呼ばれたり、駄菓子ならぬ駄玩具と呼ばれることもあります。

今日はそういったチープトイの代名詞的なおままごと系おもちゃ、お医者さんごっこセットのご紹介です。特に女性の方なら子供時代に一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。

チープトイをおもに取り扱うメーカー、”株式会社ムラオカ”さんの製品です。年代はSTマークの記載から昭和61年ごろと推測されます。

ムラオカさんのこの手のおもちゃでは、高橋真琴さん風の女の子のイラストが描かれた”私のかんごふさんバッグ”が有名です。アラフォー世代の方なら多分見覚えがあるのでは?私も幼いころ持っていました。

上述したリンク先の製品はカギ付で、比較的新しい物です。昭和のものはバッグのデザインは同じですがカギがありません。00年代まではこのデザイン&中身で普通に売っていました。実は製品自体は今も現役ですが、現行品は現代風のイラストにリニューアルされ、中身のデザインも一新されています。(※現行品はこちら

上述のかんごふさんバッグよりもこちらの方が箱が若干大きめで、付属品も多いです。このセットの中身をみると”サロンパス”や”パンシロン”、”バンドエイド”などの商品名がそのまま使われていますが、現行品は”シップ”とか、”ばんそうこう”などの一般名に変更されています。

ひと昔前のチープトイはユカちゃんシリーズのように食材パッケージをそのまま使用していたり、既存キャラクターのパチものっぽい怪しいキャラクターが描かれていたりとゆるい感じが魅力的でした。今はチープトイにも正規キャラクターのライセンス品が数多く存在し、製品のクオリティが上がって昔のように外れがない分、あの怪しげな魅力が失われてしまったのがちょっと悲しい。製品パッケージに「!?」というレベルにへたくそなイラストが描かれたものが普通に流通していましたものね…

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