レトロな貯金箱2つ*昭和のファンシー雑貨
2021/08/12
タイトル通り、昭和の時代のファンシーな貯金箱を2種類ご紹介します。
どちらも昔から実家に置いてあった当時ものです。
まずはこちらのカエル貯金箱。子供のころからの私の愛用品です。
私の実家は自営で花屋を営んでいるのですが、時を戻してバブルのころ、田舎のなんの変哲もない花屋でも年商2千万(!)もあった時代にお客さんへの景品として配っていたものです。実家の座敷にこの貯金箱の箱がたくさん積んであったことをよく覚えています。この子を見るたびに、幼いなりにも感じていたあの頃の華やか&にぎやかな世間の雰囲気がなんとなくよみがえってきます。
カエル君のお口を引き出すとこのようにコインを入れるくぼみがあり、そこにお金を入れてお口を閉じるとコインが中に落ちる仕組みです。足が取り外し可能になっていて、そこから中身を出すことができます。
こちらはカエル君よりも古く、物心ついたときには実家のサイドボードに観光みやげ系オブジェと一緒に飾られていたお品です。おそらく母が独身時代に入手したものなので、1970年代のものかと思います。
かわいい犬のキャラクターに、心温まる短いメッセージ(ポエムの時もある)…私が思い浮かべる”昭和のファンシー”の典型のようなデザイン。もう少し後の時代に隆盛を極めるファンシー絵みやげに通じるものを感じます。
こちらはふたがなく”壊さないと中身を出せない”仕様なのですが…実は結構穴が大きいので、適当に振るとそのうち中身がポロっと出てきたりします。実家からもらってきたときは10円が入ったままになっていたのですが、上記の方法で出すことができました。
昔の漫画には、主人公が悩んだ挙句に貯金箱を金づちで壊してほしいものを買う、という描写がよくありましたが、今の子にはあまりピンとこないですよね…なんでわざわざ壊すの?みたいに思ってそう。