3歳息子が療育手帳を取得するまで~新規申請手続き

今回は普段と全然違う話題で、子供のお話です。我が家には2人子供がおりますが、下の男の子は先天性の疾患があり、それに伴う合併症(障害)を持っています。

うちの息子の場合、生活に支障をきたす症状として一番のウエイトを占めるのは知的障害になります。今回取得したのは療育手帳といって、知的障害者であることと症状の度合いを示す証明書です。これを持つことで障害の程度に応じた支援を受けやすくなります。

ちなみに自治体によって療育手帳の名称が異なったり(例:東京都では「愛の手帳」と呼ばれています)、障害の程度の分類法が違っていたり(「A判定(重度)とB判定(中・軽度)」パターンが多いですが、東京都のように「1度(最重度)から4度(軽度)」というところもあります。)、受けられる支援についても若干の差があったりします。

今回は新規で手帳を取得するための申請についてのお話です。

療育手帳の申請窓口は?

新規申請のときは、受付窓口はお住まいの市町村の障害者福祉の担当課になります。

後日、対象者が子供の場合は地域を管轄する児童相談所で発達検査を行い、そこで障害の有無と程度を判定されます。

いつから取れる?

具体的な基準はないようですが、健常児との発達の差が顕著になる3歳くらいが目安のようです。

例外もあり、ほぼ100%発達遅れを伴う先天性疾患患者の場合、自治体によっては1歳くらいから検査してくれるところもあるそうです。ちなみにうちの子も該当するので試しに1歳5ヶ月の時に児童相談所に問い合わせをしたのですが、残念ながらうちの自治体ではNGでした(;^_^A

もちろんどんな疾患を持っていたとしても、それを理由に判定の基準が変わることはありません。先天性疾患を持たないその他大勢の「知的障害疑い」の人たちと同じ検査を受け、厳正に判断されます。

新規申請時に必要なもの

必要なものは各自治体によって異なるので事前に問い合わせることをお勧めいたしますが、私の場合は以下のものを持ってくるように指示されました。

3㎝×4㎝の写真

免許証などの公的身分証明書と同じサイズです。療育手帳貼付用になります。

とはいえ証明写真機を使う必要はなく、普段の写真の中からほぼ正面を向いているものを選び、証明写真サイズに加工して持参しました。本来証明写真といえば脱帽した状態で、真面目な顔で撮影するものですが、幼児なのでそこらへんは大目にみてもらえるようです。

(※参考:私はこちらのサービスで写真を加工しました。ソフトのダウンロード不要で操作もとても簡単です。)

ちなみに、特にこちらから申し出なければ写真は成人するまでそのままらしいですよ(*^-^*)うちは現在6歳ですが、療育手帳の写真は2歳のときのままです。

印鑑

申請書の押印箇所用です。三文判でOKです。

母子手帳

成育歴の聴き取り調査用です。本人の今までの成長経過はもちろんですが、妊娠中や出産時の経過もかなり詳細に説明が必要なので、忘れてしまうと回答できないと思います。

新規申請時におこなったこと

申請書類の記入

新規申請に必要な書類を出してくれますので、それに指示通り記入します。

成育歴の聴き取り

ここが一番時間がかかるところです。時間がかかることを見越して市役所の閉所時間の最低30分前までには来るように言われていました。前後に予定がある日は避けた方がいいです。

ちなみに、申し込みだけなので私一人で行こうと思っていたのですが、本人も連れてくるよう指示されました。多分職員さんが目視で現状(本人と親の様子を見て家庭環境や親子関係に問題がないか)を確認するためなのかなぁと思います。

児童相談所の予約

担当の職員さんが児童相談所に電話で検査の空き状況を確認してくれました。自分の予定と照らし合わせてその場で職員さんを通じて検査予約が完了しました。

3月半ばに申請に行ったのですが、予約が取れたのは4月21日でした。年度末だからちょっと混み合っているとのことです。おそらく進級・進学等のタイミングでを判定を希望する人が多いんでしょうね。

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