2017年初更新。あけましておめでとうございます♪うちの娘も1月1日に無事に4歳になりました♥今年も家族3人健やかに仲良く過ごせるよう頑張ります。
今回は前回の続き、調剤薬局事務のお仕事についての記事になります。前提としてどの項目についても”会社や勤務先によって異なります”という枕詞がつき、なかなか一般化は難しいのですが、参考程度に読んでください。
調剤薬局事務の労働条件について
営業時間・お休みについて
処方箋の主応需先(主に処方箋を受け付ける病院)に合わせるので店舗ごとに異なります。
総合病院の場合外来診療が平日のみ、または平日+土曜日の午前中というパターンが多いです。一方クリニックの場合は平日1日+日曜・祝日がお休みというパターンが多く、土曜日は開局していることが多いです。平日休みは水曜か木曜のどちらかが多いかな。
営業時間はクリニックの方が遅くまで営業していることが多く、薬局もそれに合わせて遅くまで開けている傾向にあります。総合病院の門前である私の勤務先は6時までですが、クリニックの門前だと6時半や7時まで営業というパターンが多いです。
残業はどのくらいある?
月1回のレセプト請求作業の時はさぞかし忙しいのでは思うかもしれませんが、今時オンライン化されていない会社はほぼないはずなので、レセプトが何千件・何万件あろうとボタン一つで送信完了です。営業時間中の患者さんが少ない時間帯に作業ができる環境なら、レセプトの時期でも残業などは発生しません。
私は所属店舗でレセプト業務を担当していますが、週3~4日、1日約6時間(原則9:00~16:00、都合により13:00、14:00に上がることもあり)勤務で、トータルで月80~100時間と正社員の半分~3分の2程度の勤務時間にもかかわらず、レセプト業務のため残業したことは一度もありません。私が特別優秀だからというわけでは全然ありません(;´∀`)社内の情報しかありませんが、かなり大きく忙しい店舗でも平均して1か月に5時間程度だと聞きます。
産休・育休等の福利厚生
医療従事者といっても職種は色々ですが、特に看護師さんや薬剤師さんは専門職の中でも女性が多いです。なので医療系の会社は他の業種に比べて、産休育休体制がしっかりしていることが多いです。もちろん事務職であっても産休育休の待遇で差をつけられることはありません。
ただしこれもやはり会社次第。規模の小さい薬局ではこの手の福利厚生は期待できないかも。
店舗の雰囲気・お客さんはどんな感じか
こちらは同じ会社でも店舗によって差が激しいですが、一例をあげると…
・大学病院等の門前:1日千枚超の処方箋を受けつけることもあり、超忙しい。
・精神科の門前:難しい患者さんが多くて気をつかう
ちなみに私の勤務先はおじいちゃんおばあちゃんが多いので、”タクシー呼んで”、”こういうものはどこに売ってる?”などの雑多なご要望ご質問に、通常業務をこなしながら応えるので臨機応変さが肝心です。
職場内の人間関係
薬剤師さんは少し癖のある人が多いと言われますが、少なくとも私が今まで一緒にお仕事をした人には付き合いずらい人はいませんでした。むしろ事務員に何人かいたなぁ(;^_^A
ひと昔前は”4年間で「使える」資格が取れる”という理由(※今は医学部などと同じ6年制ですが、昔の薬学部は4年制でした)で女性が薬学部に行くことが多かったそうですが、今は6年制のため若い世代には男性薬剤師が増えています。若い子たちは男女問わず、今どきの普通の子って感じです。
薬剤師さんを警戒するよりも、一般論として薬局は”各店舗のスタッフ数が少ない”かつ、”女性の割合が高い”職場なので、女性に嫌われやすいタイプの人は向かないかもしれません。本人が悪いことをしたわけではなくても、なぜか嫌われやすい人っていますからね…もし自覚があるのなら避けた方がいい職場です。逃げ場がないですからね…
調剤薬局事務はお勧めの職業か
産休・育休制度の充実や残業の少なさ、基本は日曜祝日お休みなど、結婚・出産後の家庭との両立という点ではメリットがありますが…各店舗の長になれるのは薬剤師さんだけですから、キャリアアップの余地はほぼなし。将来一人でも食べていけるしっかりした昇給も期待できないので、新卒や第二新卒の将来ある若い子にお勧めできる職業ではありません。