香水事情に続き、今度は90年代のティーン向けコスメ事情です。
今回の画像の出典は1997年12月1日号のプチセブン別冊付録「冬のツルピカ肌磨きバイブル」というスキンケア系の特集冊子です。肌悩み別にいろいろなアイテムが紹介されていますが、まず当時悩んでいた当事者として特によく読み込んでいた、「ニキビケア系」のアイテム紹介ページを抜粋しています。
こちらはニキビケア用アイテムのページです。アイテム種別ごとに分けて画像を掲載していますが、このコーナーはニキビ箇所用のスポットケア用品ジャンルです。1位はティーンの定番、今も現役のロングセラーシリーズクレアラシルです。当時の広末涼子さんのCMが懐かしいですね～。販売元は何度か変わっていて、現在はレキッドベンキーザー社から販売されています。脚注にある通りこの当時はP&G社が取り扱っていました。
ピンプリットという製品は他のアイテムと違って「医薬品」です。当時医薬部外品（これは化粧品の一種）と医薬品の区別がついておらず、お店をいくら探しても見つからなかった記憶があります。そりゃ化粧品コーナーをどんなに探しても見つからないですよね…こちらも現役で販売中です。
エテュセは高校生からすると少々お高めなブランドでした。それゆえに効きそうな気がして頑張って数アイテム買った記憶があります。現在はスキンケア商品のラインナップは当時に比べてだいぶ減っていますね。ほとんどがメイクアップ製品です。
こちらは洗顔アイテムのコーナーです。この中で使用経験があるものその１はエルセリエの洗顔フォームです。確かスクラブ入りでしたが、スクラブの量が控えめでスクラブ自体も肌当たりが柔らかく、優しい使い心地でした。エルセリエシリーズは資生堂のお品で、2000年代初期にはすでに廃盤になっています。テレビCMが流れていたかは定かではありませんが、雑誌広告などのイメージキャラクターはともさかりえさんだった気がします。
使用経験のあるものその２、右下に写っている「スポッツオフ」の洗顔フォームです。スポッツオフシリーズはメンソレータムのニキビケア用スキンケアラインですが、現在も続くアクネスシリーズの前身ではないかと推測しています。この雑誌は98年のものですが、その後しばらくしてスポッツオフシリーズがドラッグストアから消え、入れ替わりでアクネスが登場したような記憶があります。さっぱり系の使い心地でした。
ちょっと気になるのがどちらのラインナップにも入っているクロロフィル系のアイテム。最近は昔からある一部のメーカーでしか取り扱いがありませんが、当時は市販されている製品にも多かった記憶があります。クロロフィル製品の効能はメーカーのサイトにも具体的な記載はないのですが、クロロフィルの肌に対する効能として、「肌の創傷の炎症や細菌増殖を減らす」ことが示されているそうなので、ニキビの炎症対策用品として販売されていたのかもですね。
余談ですが、90年代はよく新聞の折り込みチラシで「クロレラ（緑藻類の一種で、クロロフィルを多く含んでいる）」の健康食品が盛んに販売されていた記憶がありますね～嘘か誠か「がんが治った」云々、いろいろな効能が記されていました。今なら規制に引っ掛かりそうですよね(;’∀’)
こちらはニキビ肌用ローションやエッセンスなどのコーナーです。
使用経験があるものとしてエテュセのアクネホワイトニング、3500円という大枚をはたいて当時買いました。これは現在進行形のニキビ用というよりニキビ跡の赤み用のエッセンスなので、当時絶賛炎症ニキビ中の私にはあまり向いていませんでした。なんで買ったんだろうか…？スポッツオフのローションはかなりさっぱりした使い心地でした。
この中ではだいぶお高めアイテムとして、カネボウの人気コスメブランドレヴューのローションが紹介されてます。このころのレヴューといえば…当時珍しかったジェルタイプのファンデが人気だったはず。あと、確か浜崎あゆみさんがCMに出ていた記憶があります。こちらもいまだ健在のロングセラーシリーズですね。（※2022年3月追記 2021年2月をもってレヴューシリーズの生産・販売は終了した模様です。20年以上のロングセラーはすごいですね♪）
こちらはニキビ肌にも優しいベースメイク用品コーナーです。エルセリエのオイルコントロールパウダーは、読者人気3位とある通り当時私の周りでも持っている子が多かったですね。懐かしいなぁ。
