定期の妊婦健診の内容と、妊娠初期の精密検査について

1人目妊娠時の記録の続きです。今回は妊娠中の定期健診のチェック内容と、妊娠初期に行う精密検査の内容をお話します。

定期の妊婦健診について

まずは毎回行う検査の内容です。私がお世話になった病院ではこんな流れでした。

  • 尿検査
  • 血圧測定
  • 体重測定
  • 超音波検査(胎児エコー)
  • 腹囲測定
  • むくみチェック
  • 診察

基本はこの順番で行いますが先生の都合により前後します。エコーと診察は先生が行うので、先生が出産に入っているときは他の内容を終わらせてから先生待ちをすることもしばしばでした。

完全予約制でしたが先生が1人だけの病院だったので、待たされることが非常に多かったですね…どんなに早くても1時間くらいはかかった記憶があります。

妊娠初期の精密検査について

上記の定期健診以外に、妊娠初期・中期・後期にそれぞれ1回ずつより詳細な検査が行われます。特に初期の検査ではかなり多くの項目を調べます。検査項目が多い分定期健診より料金が高額になりますが、こちらも定期健診同様に妊婦健診の助成の対象になるので、自己負担額は普段とさほど変わらないのでご安心ください。

おおむね国が標準として例示している項目(参考リンク:妊婦健診Q&A(厚労省資料PDFファイル))が調べられると思いますが、病院によって多少内容は異なりますので参考までに、私が受けた検査内容を以下でご紹介します。

血液検査

採血を行い、以下の項目について調べます。

  • 血液型
  • 不規則抗体
  • エイズウィルス抗体
  • B型肝炎ウィルス抗原
  • C型肝炎ウィルス抗体
  • 梅毒抗体
  • 風疹ウィルス抗体
  • トキソプラズマ抗体
  • 成人T細胞白血病抗体
  • 血算
  • 血糖値

検査される項目は、母子感染などで胎児に悪影響を与えたり、流・早産やハイリスク出産の要因となるものです。検査で問題がみつかっても、適切な治療を行えば特に悪影響がないものが多いので過剰な心配は禁物です。

ちなみに、私は血糖値で引っかかってしまい再検査となりました。再検査は結構大変だったのですが、別の機会に記事にしようと思います。

子宮頸がん検査

内診で子宮頚部の細胞を採取して検査します。
仮に子宮頸がんの前段階である”子宮頚部異形成”が見つかったときは、検査で様子を見ながら妊娠継続が可能ですが、”がん”だった場合は進行度合いによって難しいことも…いずれにしてもお医者さんとの相談が必要です。

※参考リンク:みんパピ!(みんなで知ろうHPVプロジェクト)

膣内細菌検査

膣内の細菌を検出します。菌によっては絨毛膜羊膜炎をおこし、切迫流産・切迫早産の原因となるものもあるため、該当の菌が検出された場合は治療が必要になります。

クラミジア検査

日本では最もポピュラーな性感染症です。自覚症状がほとんどないため、知らないうちにうつされていることが結構あるみたいです。もし感染していた場合、新生児の結膜炎を引き起こすことがあるので内服薬で治療をします。指示された通りにしっかり服用すればほとんど問題なく治ります。

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