今回はいち30代女の”生理”の歴史を綴っていこうと思います。
初潮~ティーンエイジャーのころまで
私は12歳(中1)の秋に初めての生理を迎えました。その時期自体は平均的だと思いますが…とにかく生理と生理の間が長かった記憶があります。
この間あった印象深い出来事といえば、”生理になった”と母親に言ったら、赤飯の代わりにチキンライス(色つながり)を作ってくれたこと、最初に生理が来た時から次の生理まで半年間隔があいたこと、中3の時今度は逆に出血が止まらなくなり、母と一緒に人生最初の産婦人科に行ったこと(※おそらく高校受験のストレスが原因)、高校の修学旅行の時に滅多に来ないはずの生理が当たってしまったこと…ですね。
そもそも、当時の私は”正しい生理周期”なんて知っていたのだろうか…こんな状況でも全然気にしたことがなく、むしろ生理なんてたまにしかない方がラッキー程度に思っていました。ただし、10代のころの不安定さはよくあることらしいので、この時点で気にして産婦人科に行ったとしてもただちに病的とは判断されなかったかも。
20代前半
お恥ずかしい話ですが、初めて異性と付き合った22歳(遅い)の時までは、10代のころと大して感覚は変わっていませんでした…交際相手との関係において”予期せぬ妊娠”の心配はしても、”将来ちゃんと妊娠できるのか?”なんて一切考えていませんでした。
とりあえず不安定な10代~20代初期を終え、23歳くらいのころから一応定期的(記録を取っていないので正確ではないですが大体月1で)に生理がくるように。
ただ、実態はというと…出血か、ちょっと色の濃いおりものなのかわからないくらいの薄い分泌物が2~3日出るだけの月と、しっかり出血して下腹部痛など特有の症状がある月が交互にきていたんです。量の少ない月に起こっている現象は、今にして思えばどう考えても生理ではなく不正出血ですよね…本当に無知でした。
20代なかば
25歳くらいのころ、何かのきっかけで低用量ピルのことを知りました。
ホルモンバランスを整えて生理不順を改善したり、肌荒れを改善したり…はては体毛も薄くなる的な、美容目的のちょっとうさんくさいブログ記事を読み、「そういえば私生理不順だし、これは処方してもらった方がいい!」と、ほとんど思いつきのような不純な動機で婦人科に行ったことを覚えています。
しかし、私の予想に反して一通り検査をしても特に異常はなし。原因はわからずとも生理不順なのは事実なので、私の希望通り低用量ピルの服用にはGOサインが出て、その後結婚して子作りを決意するまで継続して服用していました。
もともと器質的な問題は持っていなかった私は、ピルの服用で体調面変化はほぼなかったですが、いつ生理がくるのかわかるため予定も立てやすく、飲み忘れさえなければ妊娠の心配もなし。生活の質は間違いなく向上しました。
そもそも生理不順の原因はなんだったのか
生理不順の原因にはいろいろありますが、前述のとおり私は子宮・卵巣などの検査結果に異常はありませんでした。その場合原因として考えられるのは…”やせすぎ”です。
若い人に多い生理不順の原因として、”視床下部性排卵障害”というものがあります。体が飢餓状態にある、ということを視床下部という脳の部位が察知し、妊娠すると体に危険が及ぶと判断して排卵を抑制するのです。女性の体の仕組み上排卵と生理はセットになっているので、排卵障害=生理にも障害が起こるというわけです。
私のやせ体質は無理なダイエットによるものではなく、赤ちゃんの頃を除いてはずっと細身で、祖母も母も、妹も同じです。つまり、遺伝や環境によって形成された(ほぼ)生まれつきの体質なので改善が難しいんですよね…
とはいえ、全員特に治療することなく子供を授かっています。少ないながらもきちんと3食、それなりにバランスよく食べているので最低限の機能は温存されているということなのかな…